「フロルの毒菱」無限ディンルー編【SVシーズン6 最終992位 R1901】
一応レギュレーションCの間はレンタルパーティを公開しておきます。
TN うしゅいか 最終最高1901 最終992位
こんにちは。うしゅいかと申します。ギリッギリでしたがSV初の最終3桁と自身初のレート1900を達成できたので、記念に構築記事を書くことにしました。決して最上位を目指せるような構築では無いと思いますが、面白いコンセプトだと思うので宜しければご覧ください。
〈コンセプト〉
キラフロルでステルスロックと毒菱を撒いて、ねむねご吹き飛ばしディンルー(通称:無限ディンルー)で相手を削り、ブーストエナジーテツノツツミの圏内に入れる。
〈構築経緯〉
複数の有名実況者の方々が使っていたステロ毒菱キラフロル+ドラゴンテールカイリューの構築は、フェアリータイプでドラゴンテールが止まるのが明確な弱点なのに対し、ディンルーの「吹き飛ばし」はフェアリータイプも気にせず交代させられる点が面白いと思い、キラフロル+ディンルーから構築を組み始めた。
基本選出の残り一枠は、スイーパーとして上からのハイドロポンプ+フリーズドライの範囲が広く、身代わりで毒ダメージを稼げる素早さブーストエナジーテツノツツミを採用し基本選出が完成した。
ねむねごディンルーの居座り性能が非常に高く、中途半端な火力のアタッカーや受けポケモンはディンルーだけで封殺することが出来た。
残り3枠は、基本選出が通らない場合の裏選出として、単純な選出パワーが高いセグレイブ+ハバタクカミ+ヘイラッシャ(所謂セグカミラッシャ)を採用した。並びの知名度が高く、相手にセグカミラッシャを強く意識させることで、基本選出が通りやすくなる効果も大きかったと思う(相手にセグレイブやハバタクカミの受け枠を選出させる等)。
〈固体紹介〉
①キラフロル@きあいのタスキ
性格:おくびょう
特性:どくげしょう
テラスタイプ:毒
技構成:パワージェム だいちのちから キラースピン ステルスロック
調整:H4 C252 S252
実数値:159-×-110-182-101-151
CSぶっぱ
本構築の起点作成役。ディンルーとセットで出す。基本的には初手に出して、ステルスロックと毒菱を撒く。物理相手なら最低でも毒菱が入るのが強い。
起点作成が優先ではあるが、CSにすることで火力も高く、相手の初手次第では対面的に殴りに行った(例:無限ディンルーが成立しづらいパオジアン、サーフゴー等)。地面技は最初マッドショットにしていたが、裏が極端に遅いか速いかの2択で生きる場面が少なく、火力優先でだいちのちからにした。
キラースピンで相手のディンルーやコノヨザルのステルスロックを回収しつつ毒を入れられるのが強かった。
②ディンルー@たべのこし
性格:しんちょう
特性:わざわいのうつわ
テラスタイプ:フェアリー
技構成:カタストロフィ ねむる ねごと ふきとばし
調整:H244 B36 D228
実数値:261-130-150-×-141-65
HBDなるべく高く、幅広く受けられるように。
キラフロルでステロ毒菱を撒いた後、ひたすらカタストロフィ+ふきとばしで相手を削る。体力が減ったらねむる+ねごとでとことん居座る。
ねむるねごとはケアされない、かつ並みの火力ポケモンでは突破が出来ないので、ディンルー1体で相手を詰ませる試合を量産してくれた。
ふきとばしのお陰で相手の積みの起点になりにくく、ねごとにアンコールが効かない点も良かった。
テラスタイプは水も試したが、電気テラスタルやキノガッサに怯える日々だったので、フェアリーに落ち着いた。テラスタルを切った後にサーフゴーのゴールドラッシュが抜群になるのだけが痛かった。
攻撃技の1枠は、しっぺがえしと地割れも試したが全く勝てなかった(それぞれ火力不足、当たらない)。削りを入れて裏でスイープするというコンセプト状、安定した削りが入るカタストロフィが最適だったと思う。
自発的に眠った場合、眠りターンが2ターンで固定なので、相手の攻撃を3発以上耐えられれば受けが成立する(無限ディンルー出来る)。この場合、食べ残し込みで大体被ダメージを39~40%以下に抑えれば良い。以下に被ダメージを列記する(弱点を突かれる場合はテラスを切る前提)。
特化眼鏡ハバタクカミのムーンフォース 33.7~40.2%(確定3発)
特化眼鏡テツノツツミのフリーズドライ 16.0~18.7% (乱数6発)
ハイドロポンプ 36.7~43.6%(確定4発)
特化イーユイのかえんほうしゃ 28.7~33.7%(乱数3発)
特化パオジアンのつららおとし 31.4~37.1%(乱数3発)
特化鉢巻カイリューのしんそく 23.7~27.9%(乱数4発)
特化眼鏡サーフゴーのゴールドラッシュ 41.7~49.8%(乱数3発)
③テツノツツミ@ブーストエナジー
性格:ひかえめ
特性:クォークチャージ
テラスタイプ:氷
技構成:ハイドロポンプ フリーズドライ みがわり アンコール
調整:H44 B4 C204 D4 S252
実数値:137-×-135-187-81-188
素早さにブーストがかかる範囲で可能な限り特攻を高く、残り耐久。
キラフロル+ディンルーで削れた相手のスイープ役として採用。
ほとんどのポケモンに抜かれず上から殴ったり、身代わりで毒ダメージを稼いで圏内に入れたりする。
氷テラスタルの個体しか手に入らなかったのでテラスタイプは氷だが、最大火力を上げられる水か、カイリューのしんそくを無効に出来るゴーストの方が強かったと思う(テラピース勿体ない病)。
裏から出してアンコールで相手を補助技に固定する等、色々と器用なポケモンなので、基本選出のみならず、対面的な裏選出にもよく出した。
④セグレイブ@いかさまダイス
性格:いじっぱり
特性:ねつこうかん
テラスタイプ:電気
技構成:つららばり テラバースト こおりのつぶて りゅうのまい
調整:H4 A252 S252
実数値:191-216-112-×-106-139
ASぶっぱ
S1から愛用している電気テラスタルセグレイブ。
後述のヘイラッシャに突撃チョッキを持たせたかったので、いかさまダイスで採用。
氷+電気の範囲である程度事足りると思ったので、地震を切ってりゅうのまい採用だが、正直地震で良かったと思う(一応りゅうのまいのお陰で何試合か拾った)。
もう少し耐久も欲しかったが、ミラーを意識して準速にした(努力値調整が面倒だっただけ)。
電気テラスタルにすることで、サーフゴーやハッサムにもある程度強く出れるので、鋼の一貫がえげつない本構築では電気テラスタルで正解だったと思う。
①ハバタクカミ@こだわりスカーフ
性格:ひかえめ
特性:こだいかっせい
テラスタイプ:フェアリー
技構成:ムーンフォース シャドーボール サイコショック パワージェム
調整:H224 B76 C164 D4 S20
実数値:158-×-85-193-156-158
S5の最終40位の方の調整をお借りしました。カイリューの特化鉢巻き地震最高乱数切り耐え調整とのことです。
途中まではスカーフサーフゴーを採用していたが、セグカミラッシャの並びを作りたい+カイリューに隙を見せたくないという理由からスカーフハバタクカミを採用した。
キラフロル+ディンルーの後のスイーパー or 対面駒としての選出だった。選出率はあまり高くなかったが、出せば無難に活躍してくれた。
サイコショックとパワージェムは適当に入れたが、ほとんど撃つ機会が無く、マジカルフレイムや滅びの歌でも良かったと思う。
⑥ヘイラッシャ@とつげきチョッキ
性格:いじっぱり
特性:てんねん
テラスタイプ:はがね
技構成:ウェーブタックル じしん ゆきなだれ ヘビーボンバー
調整:A252 B4 D252
実数値:225-167-136-×-76-117-55
ADぶっぱ
こちらもS1から愛用する影のMVP。
突撃チョッキを着ることで環境に居る多くの特殊アタッカー(ハバタクカミ、テツノドクガ、サーフゴー、テツノツツミ(テラス込み)等)に対面打ち勝てる。
技構成は一致技のウェーブタックルと、サーフゴー、イーユイ等への打点の地震、カイリュー、ガブリアスへの打点の雪雪崩、ハバタクカミ、テツノツツミへの打点のヘビーボンバーを採用した。
キラフロルが初手に特殊アタッカーを激しく呼ぶので、初手出しが非常に刺さったと思う。ヘイラッシャのチョッキはそこまでケアされないので、そのまま突っ込んでくる特殊アタッカーが多く、平気で1~2体くらい持って行ってくれた。
テラスタイプはテツノツツミやジバコイルに対面勝てる様に鋼にしたが、イダイナキバに強いフェアリーや虫、キノガッサに強い草等でも良かったかもしれない。
〈選出〉
①基本選出
キラフロル+ディンルー+テツノツツミ or ハバタクカミ
鋼や毒タイプが多い or 超絶前のめり構築(無限ディンルーが成立しない)の場合以外はこの選出(体感7割)。
ツツミとカミは刺さっている方を出すが、先制技持ちが多く、物理耐久の低さが怖くてほぼツツミを選出した。
1試合に時間がかかる事と、ディンルーの体力管理、スカーフトリックのケア等、意外と頭を使う事が難点。深夜になると疲れてめっきり勝てなくなった。
②裏選出
ヘイラッシャ+セグレイブ+テツノツツミ or ハバタクカミ
基本選出が出来ない場合は主にヘイラッシャ始動で対面的に選出する。
キラフロルが初手に特殊アタッカーを呼ぶ関係でチョッキヘイラッシャが刺さる場合が多く、裏選出の勝率も悪くなかった(多分基本選出より高い?)。
〈重いポケモン〉
・ハッサム
ステロも毒菱も刺さらず、高火力鋼先制技が痛いので、居るだけで基本選出が出来なかった。セグレイブでテラスタルして何とか対面的に突破した。
高火力鋼アタッカーとしてサーフゴーも挙げられるが、ディンル―のカタストロフィ連打で少なくとも裏の圏内には入れられるため、意外にサーフゴー入りへの勝率は悪くなかった。(サーフゴーが多すぎてサーフゴー入りへの立ち回りは自然と洗練されていった。)
・イダイナキバ
高速スピンでステロを回収されるだけでなく、対面的にも誰も勝てない天敵(一応テラスタルを切ればハチマキ以外はセグレイブで勝てる)。
幸いあまり出くわさなかった。選出されたら鬼の択を通さないとなかなか勝てなかった。
・受けループ全般
明確な受けループ対策を採用していないので、序盤はほぼ負けていた。10敗以上は受けループ相手だと思う。
実はディンルーでねむねごしていたら負けないことに気づき、終盤は受けループにも勝てるようになった。
・一撃技採用ポケモン
ディンルーが一撃で葬られたら完全に終わる。
命中しないことを祈りながら吹き飛ばすしかなかった。
〈最後に〉
SVはこれまで2万位代が最高で全然勝てていなかったですが、今期はGWのお陰でそれなりにランクマに取り組むことが出来、目標だった最終3桁とレート1900を達成できました。
4月に職場が変わって落ち着いてきたのが正直大きいです(それまでは帰りが夜遅く、休日もほぼ無かったので...)。
最終日はメインロムで11勝3敗と勝率は良かったですが、レート1900を死守したく途中で保存しました。
結果として最終3桁に残れたので良かったです!
Twitterをやっているので宜しければフォローしていただけると嬉しいです!